2012年02月25日

四季賞ポータブルvol.25 2011[冬]

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月刊アフタヌーン2012年4月号付録
四季賞ポータブルvol.25 2011[冬]

■四季大賞 ただいま!春機発動期[鍋倉純樹]
■四季賞 乗る男[花輪園人]
■かわぐちかいじ特別賞 たかえさん[中世千尋]

■コメント
□鍋倉純樹
はじめまして。突然多くの方の目に触れることになり喜びと怖さで興奮しています。実はスタートラインはまだ先にありますが、またお目にかかれるよう精進します。目標は、右の図のようになっても描き続けることです。走る原動力をありがとうございました。そして何より、自分のことのように喜んでくれた家族、友達、大好きです。
□かわぐちかいじ
男の子の困ったような表情と女の子のキャラクター、この組み合わせが抜群に面白かった。一念発起して金髪にした主人公の登場で、その場の空気が一気に変わる、その空気感が確実に伝わってきた。申し分ない!!
□担当編集
自分を帰るために金髪にして、衆人環視の中、好きな女の子に告白して玉砕――。愚行である。もっとマシなアプローチがあるだろうよと。でも、主人公にとっては真剣かつ必死のアクションだったことは痛いほど伝わってくる。勇気を出して一歩踏み出した主人公を応援したくなるし、突然の告白に対ししっかりと向き合ったヒロインも魅力的だ。今後はモノローグに頼りすぎずに心理と状況の描写が課題。次作楽しみにしています!

□花輪園人
自分が面白いと思うことを、他人が面白いと思うかどうかはわかりませんが、この漫画は面白がってくださった方がいて幸運でした。賞をいただけたことは何より嬉しいですが、描いている時から、選考される方のことよりも、むしろポータブルに載った場合に読まれる方のことを気にしていましたので、今は皆様に楽しんでいただけることを願うばかりです。
□かわぐちかいじ
下の姉弟のセリフまわしで、「ああ、いつもこういうことをしているんだろうなあ」ということが説明なしでわかる。兄さんへの愛情もしっかり伝わってくるし、またこの兄貴がかっこいい。この世界と味をどんどん連発して、読者に伝えていってほしい。
□担当編集
この"思いつき"を自分内ボツにしなかった作者に感謝、そして本当に描き上げてしまった才能に感服。小品ゆえ"一発芸"とくくる向きもあるかもしれませんが、その芸さえ素晴らしければ迷わず"買い"なわけで、面白みを問うアフタヌーン四季賞を象徴するかのよう(←ちょっと大ゲサ?)な作品。しかも「もう一度読みたい!」「さらにもう一回!」と感じさせる中毒性もある。この芸はホンモノ!

□中世千尋
この漫画は、『たま』というバンドの同名の曲からインスピレーションを頂き、描きました。元は友人主催の合同誌に寄稿したもので、自分的にお気に入りだったため今回応募したのですが、まさかこのような賞が頂けるとは。封印させなくて誠によかった。ほんとうに有り難うございます。これを機に今後も精進し、すごく有名になって、将来はヘリの免許を取りたいです。そしてビルの屋上に追いつめられた仲間を縄ばしごで助けたい。
□かわぐちかいじ
この作品はとにかく、この二人のキャラクターの良さが光っている。それだけで面白いというのは実はなかなか難しいもの。それを18ページというページ数の中でしっかりと"おもろい奴ら"を描ききった。次回作はどうでるのか、楽しみだ。
□担当編集
最初に原稿を読んだ時は「アホやなー」と(もちろん、いい意味ですよ)笑ってしまいました。その後、読み進めるうちに、破天荒で奇抜なキャラに愛があり、淡々と彼女との交流を深める青年のキャラにも愛があり、たかだか数時間の物語。たかだか18ページの作品、その中には愛が溢れていると心がしびれてしまいました。ともすると奇をてらった作品になりがちなモチーフを愛ある作品に仕上げた力には天晴です。あとはただひとつ。きれいなコマ割りを習得しましょう。

■準入選 あたたかい雪[三輪亮介] 晴れるや[辻井通記] 若菜妙子をよろしくお願いします[塔子] JEBE[MOON by Ylab]
■佳作 海の街[志木浩雄] パコの星[小林ユマ] Bogey Man[岡田将] 嘘つきろろ子の初恋[野内陽子] ツギハギ 玉の緒[斎木宥芙] リビング ボット[黒崎カヨウ] コメディアンナ[高橋靖典] 特別演出支援会社[R・patra] モラカノ[金明豪] 運命のひと[小林千晃] △37256[戎田真澄]
■編集部奨励賞 HANAGET[ACCO] 浮萍篇[堂島ちか]

■審査員 かわぐちかいじ
■応募総数 135本 2011年10月05日締め切り 2012年3月号にて最終選考結果発表
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2011年11月25日

四季賞ポータブルvol.24 2011[秋]

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月刊アフタヌーン2012年01月号付録
四季賞ポータブルvol.24 2011[秋]


■四季大賞 やまもとでんき[武内香菜]
■四季賞 ライツ カメラ アクション[栗本竜磨]
■萩尾望都特別賞 絶交[岩見樹代子]

■コメント
□武内香菜
今まで、色々な仕事をして、色々なものを作って、色々してきました。けれどいつもただひとつの「好き」を選ぶなら漫画でした。今回、賞をいただけたことはとても嬉しく、ビックリで、ありがたいのですが、あくまでこれは、これからマンガを描く場をいただけるかもしれないキッカケだと思っています。連絡をいただいた時、「始まるんだ」とワクワクしました。その気持を焼き付けて、次の作品に夢中になろうと思います。
□萩尾望都
おもしろかったです!!素人の方が描いているようには見えませんでした。画面全体の構成力もあり、ストーリーも充分楽しめました。導入シーンからアクションシーンへの切り替えも見事ですし、アクションシーンの描きっぷりもすごいと感じました。どこに誰がいるのか、難しいシーンながらしっかり描けていたと思います。
□担当編集
凄惨ながら淡々とした銃撃シーンの一方で、主人公の両親のどこにでもいそうな感じ、妙にリアルな親戚のおっちゃんおばちゃん感との対比にとにかく惹かれました。今後、次のステップに進むためには、「物語の主役を張れる主人公」を作れるかどうかが課題になりそうです。この作品、四季賞web投稿での初の大賞受賞作!回を重ねるごとにweb応募数も増えていますが、新しい時代の波を感じます。

□栗本竜磨
昔食べられなかったものが、いつの間にか好物になってる。そんな経験が誰にでもあると思います。自分でも気づかぬうちに自分が変化していく。何かを好きになっていく。ちょっとでも前向きな気持ちになってもらいたくてこの作品を描いたような気がします。……けどいまだにゴボウだけはどうも苦手なんだよなぁ。木の根っこだよなぁ…あんなの。
□萩尾望都
最初、目にした時には「ただのグチ話か?」と危惧しましたが(笑)ちゃんと各キャラクターの成長を描きつつ話が広がっていく展開がとても心地のいいものでした。特に女の子・れいのキャラクターはバツグンによかった!!絵もうまいと思いますが、できるなら男性キャラクターも愛情込めて描いてもらいたいです。
□担当編集
とにかく主人公の心情がストレートに伝わってくる成長物語。作者の若い信念がぶつけられ、しかも心理ネームの多用にもかかわらず読み手を飽きさせないストーリー展開は見事!脇を固めるキャラクターも(特にカントク!)個性があって表現の幅を広げている。ただし絵に関してはまだこれから。あふれる情念をより受け止め、読者に伝えられる漫画をめざして頑張っていきましょう!

□岩見樹代子
「おまえはすごく真面目だけど、まったく真剣じゃない」と社会に出たばかりのころ上司に叱られた言葉は、今での私の軸です。ならばと、真面目を基本に、全力で思いのたけをそれはもう真剣にこめまくったら「青少年によくない表現がありすぎ」って、一部描き直しを命じられて真剣にへこみました。真剣さもハイになり過ぎないように、ちょっとは穏やかにいきたいです。
□萩尾望都
まったく文句がありません!!画力はもちろんですが、委員長が『拷問マニュアル』という本を手に取ってしまったゆえにクラスメートをいじめていく展開など、とても丁寧に描いていると思いました。そして物語の終盤追いつめられていくふたりの心情含め、ラストのオチもしっかりきいていました。
□担当編集
画力、読ませる力、キャラの魅力、画面構成……技術的には、もうプロの域ですね。「エロの実行力がある」ある部員♂が評した言葉ですが、うまい、かわいい、エロいの三拍子が揃ってます。鮫島の目がうるうるしてるところとか、たまりません。SMマインドを解さない方には受け入れられない作品かもしれませんが、好きな人なら「実行」せざるを得ないでしょう(笑)。次は長いの読みたいな。連載獲得に向けて気合入れましょう!

■準入選 ニュミナス[土橋田アキラ] With alien……[鈴木真澄] Over the Hedge[佑来那津] Dent de Lion[里治樹]
■佳作 Miss. Governess[町カコ]上の娘[個目たくぞう] とてもひとつ[inaco] コトダマ。[悠木灯] 新式ヒロイン[千真] Tink[原田繭] かまいたち一族〜分家の存亡〜[上原光人] 演じる天使〜偶像様がみてる〜[譲] ゴルゴンの心臓[イゴ] 隊員デイズ[高木陽介] くずかごのなかのうた[加糖祥子] こいするくすり[田中琢朗]
■編集部奨励賞 賽子の七の目[西染朱根] ちゃみ[田中智志] むんさんの![むん] ナイフと共に 野上正樹の場合[サンノ] メモリーズ[三沢左右]

■審査員 萩尾望都
■応募総数 205本 2011年07月05日締め切り 2011年12月号にて最終選考結果発表
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2011年08月27日

四季賞ポータブル ランキング[2011/08]

月刊アフタヌーン2006年4月より付録でスタートした四季賞ポータブルの個人的ランキングです。
太字が今月の作品

管理人の好みは、
■既存の価値観をぶちこわし、見たこともないような世界観を作っている作品(初期の無限の住人)
■藤子F不二雄・星野之宣などわかりやすい正統派SF(最近ではナチュン・ぼくらの・ライドバック)
■スリリングな心理戦(カイジ・ジョジョ・デスノート・嘘喰い)
■青春時代のモラトリアムと葛藤(アオイホノオ・編集王)
■うんちくまじりのスポーツ漫画(ラストイニング・オールラウンダー廻・おおきく振りかぶって)
□ギャグは全般的に評価が低いです

001 ZNTV東京支局[井上文月]
002 三文未来の家庭訪問[庄司創]
003 害虫駆除局[田中雄一]
004 ヤングイコン[篠宮ツキ]
005 二人の記録[みやあやた]
006 虫と歌[市川春子]
007 魔女が飛んだり飛ばなかったり[大田モアレ]
008 トラベラー[今井哲也]
009 監視員[竹内ていじ]
010 WORKING ROBOTA[野村亮馬]

011 囚われクローン[太田モアレ]
012 東日人民よ![山口甚八]
013 糠床何処どかぬ[ほぎめ庭]
014 アオムシス[Lea]
015 おから[イシダナオキ]
016 鵬の眠る城[金田沙織]
017 ある日、ウンコマンと俺ら。[円城寺真己]
018 ゲットーの太陽[ナカモトユキ]
019 ちっぽけで素晴らしき日々[長谷川和志]
020 宇宙人の恋人[藤嶋マル]

021 面を打て![田沢ユタカ]
022 平成デカダンス[みやざき明日香]
023 おとめノート[永田ゆき]
024 CURE-キュア-[前邑恭之介]
025 父がカツラを買ってきた[高辺祐太]
026 モンタナレコード2号店絶賛営業中[佐田茂輝]
027 ライカ ライカ[山崎廉]
028 starry[中村二基]
029 オアシス論[山下竜一]
030 メトロポリタンミュージアム[兼子義行]

031 女王の傷[篠崎司/秋野めぐる]
032 ONE HAND SHOOT[秀河憲伸]
034 ドッヂ[田川ミ]
035 ライオン[園田ゆり]
036 世界のどこかで100m走[タヤマ碧]
037 チェコ[鴻巣世紀]
038 ムスコはオヤジ[天野聡彦]
039 帰っておいで[伊咲ウタ]
040 異国息子[星すばる]

041 日々うつろい[谷藤満]
042 亜空耳[桜井画門]
043 NO MAN IS AN ISLAND[丹羽麻里子]
045 賃貸一軒家[加納梨衣]
046 不死身屋の花音ちゃん[曹子]
047 ヒーローの娘[雨松]
048 屋上友達[松本藍]
049 FOUR SEASONS[友沢マサオ]
050 ヨブケモノ(喚獣)[小林崇人]

051 夢[平松歓之介]
052 アーチャーズ・カルテット[白川蟻ん]
053 コケノシマ[撫ヶ田薺]
054 クシナダの嫁入り[文月悠]
055 アジサイ[浅沼悠]
056 道[和田依子]
057 海へ来る理由[和田依子]
058 すみれの唄[十野七]
059 プラクティカル・ジョーカー[館石直進]
060 SOLA[はみがき男]

061 星の国[加納梨衣]
062 夏の終わりの逃避行[阿部玲子]
063 星のやうにさようなら[志ろう]
064 黄色い家[新田章]
065 喰らう怪物[兵庫しんじ]
066 除夜のユキ[石原雄]
067 キレもん[鍋☆萬福]
068 赤子[及川由美]
069 6時の男[さだやすあゆみ]
070 あの星のかけら[芝孝次]

071 My name is…[芝孝次]
072 呪縛[植木勝満]
073 死神[臼井仁志]
074 道のうえ[大岡智子]
075 その心臓を動かすものは[左右]

※31位より下の作品にあまり差はありません
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2011年08月25日

四季賞ポータブルvol.23 2011[夏] 感想

■四季大賞 ZNTV東京支局[井上文月]
18年前、隕石の爆発により廃墟となり封鎖された東京。テレビ記者芹沢は、その東京支局に左遷され、無法地帯とはなったがいまだ100万の人々が住む東京の現実を知るのだった…。
東太平洋大震災があったから大賞になったわけではない。報道とは?メディアとは?伝えるとは? を真面目に考え向きあった稀有な作品。エンターテイメントとして消費されていく多くのマンガの対極あるという点でも脱帽

■四季賞 アーチャーズ・カルテット[白川蟻ん]
呼び出してしまった神様が願いを叶えてくれる替りに、誰かの魂をもらいたいという。弓道の達人である神様と弓道勝負をすることになり…。
絵はうまい。が話は軽い。何より上の大賞作品の次に並んでいるだけで、内容が霞んでしまうのは運が悪かったというしかあるまい。

■谷口ジロー特別賞 FOUR SEASONS[友沢マサオ]
短い作品が5個。ファンタジーとSFと学園モノと…。
色々なキャラクターの顔を描き分けられている実力は新人ではない。が全編うすっぺらいかな。淡々と語られ、読まれても忘れられていく作品。
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四季賞ポータブルvol.23 2011[夏]

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月刊アフタヌーン2011年10月号付録
四季賞ポータブルvol.23 2011[夏]

■四季大賞 ZNTV東京支局[井上文月]
■四季賞 アーチャーズ・カルテット[白川蟻ん]
■谷口ジロー特別賞 FOUR SEASONS[友沢マサオ]

■コメント
□井上文月
この度は素晴らしい賞を頂き、心から御礼申し上げます。テレビ報道の現場で働いていました。当事者たちはそれなりに懸命ですが世間からは批判される事も多い仕事です。批判理由の一つには『伝えるべき事を伝えない』事があるのでしょう。この作品はそれを主題に、伝える側の葛藤と矜持を描いたつもりです。忘却の街に残ったテレビ局で働く彼らが、何と向き合い、何と戦い、何を伝えるのか。最後までお付き合いいただければうれしいです。
□谷口ジロー
圧倒的ネーム力で179ページもの作品を一気におもしろく読ませてくれた。絵につたなさはあるものの、物語をどう見せるかをしっかりわかっている。その力量はたいしたもの。設定自体も今までの漫画では見たこともないような世界観を見せてくれている。将来に大きく期待したい。
□担当編集
選考のため読んだ時に泣いた。そして、この冊子のために入稿作業をしていて、また泣いた。それほど、この作品には読者の胸を打つ力があると思う。もちろん、漫画の技術は未熟だ。ただそれは、これから身につけていけばいいこと。179ページを描ききって、これだけのドラマを作り上げたことを評価したい。「伝えたい」井上氏が前職で培ったその思いは、漫画家という職業でも十分に発揮されるはずだ。

□白川蟻ん
最近、小学生の甥っ子に「ネームはできたの?」と聞かれて「すみません。まだです……」と謝ってしまいました(笑)。甥っ子をはじめ、応援してくれる人に恵まれた幸せ者です。本格的に漫画家を目指すようになってから、壁がより高く厚く感じる毎日ですが、楽しんで前に進んでいけるように!と思います。すばらしい賞をありがとうございました。
□谷口ジロー
画力の高さは申し分ない。キャラクターがイキイキと描かれていた。"弓道"という直接"人"と対決するものではない、漫画の題材として描くことの難しい分野に取り組んだ姿勢は評価できる。おしむらくは、ファンタジーという要素を入れず、"弓道"そのものをもっと追求してほしかった。
□担当編集
とてもまっすぐな漫画だと思いました。物語のスケール感や、キャラクターの演出面など、見直すべき点はありますが、ストーリー、そしてキャラクターたちの魅力が谷口ジロー氏から賞賛された構成力と相まって、読む人にストレートに伝わってくる漫画になっています。自分が描きたい漫画を描きながらも、読者に伝えたいという意思を忘れずに、次回作ではより大きな物語を見せてください!

□友沢マサオ
地元九州のヒーローである向井秀徳氏の唄うところの『ハガネの振動』を、私なども紙にGペンでガリガリやっていると感じるところでございます。この感覚は多分一生好きです。「クソつまんねえ」と「ワケわかんねえ」は聞き飽きました。面白いマンガを描きたいです。
□谷口ジロー
完成された作品。ショートストーリーをすんなりと読ませる高い表現力がある。背景もしっかりと描かれているので、とても読みやすい。絵の完成度はすでにプロの域に達している。あらゆることを描けるこの画力を活かした長編も読んでみたい。
□担当編集
アシスタントで揉まれた経験もあってか、作画技術に不安なし。長編の応募作で目立つ四季賞で短編を、しかも様々な方向性の作品をひとまとめに構成した戦術も有効だったと思う。他誌でデビュー直前までこぎつけられた経歴も納得の実力だ。前回は選外で、一足飛びに審査員特別賞というのは大幅なステップアップには違いないが、あとは読み切りや連載を狙うしかなくなったわけで、さらば投稿生活。そしてようこそ、プロ予備軍へ!


■準入選 F・ヴィーナス[岩見樹代子] ペーパームーンの夜[風原未玄] チーム、SFF、キャプテンキャッチャ森野の捕手邪飛捕球[まつおゆうすけ] テトリス・ハイ[松本渚]
■佳作 ウエイト上へと。[亘二三] 最後の砦[不二田南緒] 神楽〜kagra〜[尾関宏太] リオの世界地図[路真行方] 職業鉄槌[志田圭祐] フランシンパシー[甲乃称太] 疾走少年[こだまゆか] 花鳥の怪人[吉松憲弘] FLIP STRIPPER[岡真理亜] うわばみ[目黒紘]
■編集部奨励賞 肉体のファンタジスタ[大島清美] ゆらら[御乱心宮子] 忘れられた人[鍋倉純樹]

■審査員 谷口ジロー
■応募総数 191本 2011年04月5日締め切り 2011年9月号にて最終選考結果発表
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